トラブルシューティング

 

  • 処理が終わるとプリントが暗くなった
     

    • ドライダウン
      • 鶏卵紙は処理中に画像の明度がかなり変化する。定着液の中ではいったん明るくなり、水洗後に乾燥すると暗くなる。プリントの明度の決定はテストプリントで行うが、必ず乾燥させてからテストプリントの観察を行うようにする。仕上げでバーニッシュを施すと表面の反射率が変化し、暗部の明度が少し上がる。その場合は、テストプリントも仕上げ処理まで行う。また時間経過によってプリントの色調は若干変化する。

     

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  • プリントにムラ、斑点、黒いスポットができる。
     

    • 塗りムラ 
      → 塗布方法の工夫。
    • 塗布に使用した器具がきちんと洗浄されていなかった。 
      → 作業手順の見直し。
    • アルカリバッファされている紙を使った。 
      → 紙を変える。シュウ酸溶液1%で5分処理して中性化する。
    • 硝酸銀溶液に不純物が混ざり、反応が起こっている。 
      → 硝酸銀溶液を太陽光に10分程度当てた後にろ紙で濾過する。 卵白液成分が硝酸銀溶液に混ざるような塗布方法の場合は定期的にこの作業が必要になる。
    • 卵白液を塗布した時にできた泡が残ってシミになった。
      → 卵白液を塗布した時に泡を良く取り除く。
      → 卵白液に界面活性剤を添加する。
      → 蒸留水を5~10ccほど加えて流動性をよくする。
      → 卵白液をすぐに使わず数日間エージングする。
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  • コントラストが低く、画にしまりがない。
     

    • 暗部の濃度が出ない場合 
      • 硝酸銀溶液の塗布回数を3回以上にする。
        卵白液のコーティングを2回行う。
    • 暗部に濃度があり十分締まっている場合
      • 硝酸銀溶液に重クロム酸塩を添加する。
        ネガを作り直す。上記の硝酸銀溶液のサンニングを行う。